東電OL殺人事件

ouji_kn2004-06-09

東電OL殺人事件
敬愛する桐野夏生先生の「グロテスク」の元ネタは東電OL殺人であるのだが、
その東電OL殺人事件とは、1997年3月19日、渋谷のラブホテル街で有名な円山町のボロアパートで女性の死体が発見された。女性は首を絞められており、死後11日経っていた。
被害女性は39歳の慶応大学卒業・東京電力のOLで
昼はエリートOL、夜は渋谷円山町でたちんぼ(売春)をする謎が多い女性である。
5月20日、殺害現場の隣に住む30歳のネパール人のゴビンダを逮捕。
一審無罪、二審有罪無期懲役、まだこの事件は終わっていない。
誤認逮捕の可能性があり、多くの謎が残る。

●事件概要
http://www.st.rim.or.jp/~tokyo/shibuya/kenkyu/todenol.html
●被害者女性のついて
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/gichi/law/olmurder.htm#2
●東電OLの見た風景
http://shuri.ne.jp/JJV/Column/TDOL/TOL.html
●裁判
http://www.alpha-net.ne.jp/users2/knight9/touden.htm
http://www.ishidalaw.gr.jp/ronsetu/toudenolindex.html

この事件は負(ふ)の摩擦で起きた、悲しい出来事である。
この被害女性の事を考えるとものすごく悲しくなるのは何故だろう。
彼女がゴミの様に殺されたからではなく、生い立ち生活、お金に困らない身分であるのに売春をする理由、踏み込んで行った世界、彼女にとって人生の最終形はどんなものか、とても男性の自分では理解が出来る物ではなさそうである。

桐野夏生著作ダウナー系小説の最高峰「グロテスク」とは
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4163219501/ref%3Dsr%5Faps%5Fb%5F/250-1123087-1335414

小説は本当に悲しい作品になっている、東電OL事件がベースなのだが
被害者(和恵)の高校時代の友人が主人公で
和恵・主人公・主人公とは性格も顔も真逆の妹、ユリコの女子高時代の話がメインである。

オタクに説明する時はわかりやすく「逆・マリみて」と言っている。
結末は桐野作品の定番である、まったくもって納得行かない、ドンデン返しがまってます。

桐野夏生HP
http://www.kirino-natsuo.com/